PEST 分析【 第一章⑧ 】

ビジョンの創出が進んできたら、その設定したゴールを実現するために
マネジメントフレームに沿って、経営を取り巻く周辺の環境( PEST 分析 )と、自院の強み・弱み(  SWOT 分析 )を客観的に分析します。

PEST 分析は、一言でいえば「 自身の業界に紐づく環境の分析 」のことです。

この分析手法は、マーケティングの父と呼ばれるフィリップ・コトラーが提唱した手法で、経営を行うにあたり自社を取り巻くマクロな環境を
( Politics :  政治的要因 )
( Economy :  経済的要因 )
( Society : 社会的要因 )
( Technology :  技術的要因 )
の4観点で分析することです。

この環境要因の分析の位置付けは、歯科治療でいうところの “ 診査診断 ” と同様です。
環境分析を行わないで経営することは、インプラント治療や矯正治療で、レントゲンを撮らず、いきなり治療に入ることに例えられるほど
経営にとっても、環境要因の分析は欠かせないポイントになります。

【 ここで気を付けていただきたいポイント 】
目に入ってくる情報を都合よく解釈してしまい、誤った PEST 分析を行うと、後に経営に悪影響を及ぼす可能性が高まるということです。

また、この PEST 分析は、ビジョンに紐づいた情報でないと有効性が低いので
まずは・・・
● オンライン診療の動向
● 地域包括ケアシステム( 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、
「 住まい 」「 医療 」「 介護 」「 予防 」「 生活支援 」が切れ目なく一体的に提供される体制のこと )
といったクリニック経営に直結すると思われる関連性の高い情報から収集するとよいでしょう。

P( Politics:政治的要因
政治動向、税制、法改正、など。
市場競争の前提となる「市場競争のルール」そのものを変化させる可能性がある

E( Economy:経済的要因
景気動向、原油価格、株価、物価の動向、消費動向など。
売上やコストなどの利益に直結する「価値連鎖」に影響を与える

S( Society:社会的要因
人口動態、ライフスタイルの変化、流行の変化、社会的事象、社会インフラの変化など。生活者の需要構造に影響を与える

T( Technology:技術的要因
イノベーション、IT 技術の進化、特許の動向、設計技術、生産技術など

 

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