開業前後いつでもしたい情報の棚卸【SWOT分析】


クリニック起業術P75「SWOT分析をまとめる」より抜粋

よくマネジメント本を読んでいると、形式的にPDCAサイクルが大事!SWOT分析をすれば、第二領域が…と目にしますが、その運用まで至っているでしょうか一つひとつをワークとして捉え、行動に落とし込める能力も非常に重要です。
歯科医師の先生方は、非常に勤勉な方が多いですし、ましてや歯科治療の構造そのものが経営の構造に酷似しているので、実は考え方をスライドするだけで経営力が自然と上がるのが歯科医院経営でもあったりします。

考え方ひとつも、SWOTの強み・弱みです。
離職が続いた時に「そうか、自分たちや環境に理由があるかもしれない」と原因に目を向け対処できるのは強みですし、「自費あげたいといいつつ、自分たちは患者さんに説明でなんとかしようとしてた。同じことするにしても、きれいな医院でいい環境のところでやりたいよな」と自身の経営にお金をかけられることも強みでしょう。

経営、売上を先に伸ばして後から利益を確保しようという経営スタイルで有名なのはAmazonです。
とにかく利益を抑え、先に環境を整備、とにかくまずは売上をつくることを最優先にするので、利益が少ないのにもかかわらず将来性を感じ投資家は離れないそうです。
歯科医院経営も、近頃は勤務医時代に高い給与をもらえることが多いので、それより生活レベルを下げたくないために、勤務医時代の高い給与を経営初期に設定しがちですが、これは是非推奨しません。経営したら勤務医時代の従業員とは別ものです。

開業して、確保できた運転資金を自身の給与に回すのではなく、まずは経営を育てることを最優先に考えられる知識と勇気もまた、強み(S)の一つではないでしょうか。

クリニック起業術:Amazonで取り扱い中

関連記事

TOP
お問い合わせ メッセージ セミナー